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2012'03.25.Sun

とある飛空士の夜想曲

とある飛空士への夜想曲

恋歌のあと、わりとすぐに読んだのですが・・・
今になってしまいました・・・。

この上巻に書いてありましたが、
作者曰く、追憶の後に読むのがおススメとあります。

同感です。

早く教えてほしかった!

追憶の後の話になります。
視点は、追憶でシャルルを追い詰めた、真電の飛空士、
千々石武夫の話です。

最初の方は、幼少と現在を繰り返して記載されていきますが、
後半はずっと現在で、
戦争の終わりまで書かれています。

読んでいて一番苦しかったのが恋歌ですが(飛空士が未熟だけれど、戦わなければいけないという状況なので)
スタンス?としては、追憶と同じように読めます。
が、こっちも、追憶よりかは辛いです。
凄腕の飛空士同士の戦いは、
苦しさよりも、すがすがしさを感じます。
潔いです。
最後は違いますが。

でも、とある飛空士シリーズ内では、唯一のバットエンドです。
嫌な終わり方ではありません。
終わった・・・と思える話でした。
追憶も恋歌も、続きが気になる終わり方なので。

     

以下あらすじ、感想
一番最初は、千々石さんの幼少期から始まります。
戦艦島と呼ばれる島で、炭鉱夫の仕事をしていて、学校にも行けず、
ただ一人と一匹で過ごしていた。
その島にある、いりくんだ居住区の屋上で、歌う少女と出会う。
この二人は約束をする。
千々石は、飛空士に。
少女は、歌手に、なることを。


千々石は天ツ上一の飛空士になるが、態度が悪く、上官からは扱いにくいと思われていた。
少女も水守美空という有名歌手になっていた。

千々石は、ファナを皇子の元へ届けるシャルルと一騎打ちで戦い、
負けてしまう。(追憶)

そうして、レヴァーム皇国の勢いが増していった。
しかし、千々石率いるチームなど、天ツ上には腕のいい飛空士がそろっていた。
少数精鋭で、レヴァームの脅威となっていた。

ある日、千々石のいる基地に、水守美空がくることになる。
しかも千々石を指名し、飛行機に乗るのだと。

千々石の上官は、美空の大ファンで、なぜ千々石なのかと憤慨する。

美空は千々石に会いに来たのだが、千々石はそっけない。
千々石の頭の中は、倒せなかった海猫ともう一度戦うことで、
頭がいっぱいだったからだ。

そして、美空が望んでいることは、なんとなくわかっているのだが、
戦うことしかできない自分が、美空を思うことはできない・・・。




戦いは、出会ったら最後落とされるという魔犬(千々石)がいる、天ツ上が優勢かと思いきや、
天ツ上には、人も資源も乏しく、
長引けば不利であった。

レヴァームの戦闘機は真電より性能が劣るが、装甲は厚い。
そのレヴァームが真電よりも、性能がいいものを作り上げた。
その上、レヴァームには、人も資源も豊富にある。

千々石のいる前線の基地には、毎日レヴァームからの戦艦が攻めてくるが、
基地までは攻めてこられなかった。

そこに、千々石が飛空士になるときに出会った仲間が移動してくる。
この二人も千々石に負けず劣らずの腕前の飛空士だ。

しかし、この二人はある凄腕飛空士によって落とされてしまう。
そう、あの時の海猫だ。

千々石は、爆弾を敵戦艦に落とし、かつ、海猫へ一騎打ちを願う通信筒を落とした。

そして、レヴァームはそれを受け入れた。

しかし、海猫に出会うことがなく、
毎日数多くの敵が、基地に攻めてきていた。
少しずつ優秀な飛空士が落ちていっているのにもかかわらず、
敵は、こちらにはまだまだ多くの飛行機があると思っているらしい。
戦力は削がれ、補給もままならない状況下で、
多くの敵が攻めてきた。

前線の基地に仲間を残し、千々石率いるチームとその上官は異動になる。
下がることになったのだ。

異動した先に、仕事できていた美空もいた。
千々石に直接会うのではなく、上官にあい、千々石に嫌がらせをしたいのだという。
承諾したことにし、千々石にすべてを伝え、自分であってくるように言う。

もう、ここで会わないと、もう会えない気がした千々石は、美空にあい、
海猫を倒して、美空の元に帰ってくると約束をする。


最後の戦い。

レヴァーム側が用意した場所で、海猫と一騎打ちをし、
海猫を倒すことができた。
しかし、それで戦争が終わるはずもない。
もう、戦力がない自滅してどうにか、敵をやっつける手段しかないような状況で、
千々石は最後の悪あがきをする。

このおかげで、この戦いでは天ツ上が勝った。

どれだけの戦力を投入しても、這い上がってくる天ツ上を恐れ、
戦いが嫌になってきていた、レヴァームの貴族たち。
そこに実権をもったファナが出てきて、戦争を終わらせる。

そして終章。


読み終わって、参考文献に零戦の資料がかかれていて。
旧日本軍が、モチーフなんだねと。
そう思うと、苦しいですね。
本当の戦争のほうが、もっとひどい話なんだろうけど、
それにつながるものはあると思います。

千々石は、そういう風に描かれています。
己のというか、国の国民の人としての尊厳のために戦って、
かっこよく戦うわけではなく。
だからって、ただただつっこんでいくわけでもない。
己の技術を持って、よく考えて、その上で戦っている。
そんな千々石さんの最期は、読んでいて苦しいです。
そして、かっこいいです。
でも、かっこいいで締めくくるには、軽すぎる。
いい言葉が見つかりません。
サムライです。

死ぬかもしれない戦いの前に、美空とのシーンも、
戦争にはありがちな展開で・・・。
そこが、また苦しいんですよね。

昔の仲間が死んじゃって、千々石が爆弾を落とすまでの、その辺りも、
読んでいて、苦しいです。
ただの復讐心だけじゃないんです。
復讐という一つの気持ちだけだったら、苦しくはないです読んでいて。
いろんな思いが複雑に絡み合う。
だから、読んでいて、辛いんです。

文章は軽いのに、結構ストレートに複雑な気持ちが伝わってきて、
読み応えはありました。
だから、いいんだなと思いました。
だから、つい、こんなにあらすじ書いちゃうんですよね・・・。(ダメな感想の典型)
大体の話はこうだけど、読まないと全然伝わらないと思います。

最初にも書いたけど、
読み終わった後は、終わった・・・となんだかすっきり?しました。
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